「この島にしかいない宝物」久米島でホタル観察会


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観察されたホタル

 【久米島】毎年恒例となっているホタル観察会(久米島町教育委員会主催、久米島ホタルの会共催)が4月22日、久米島ホタル館(佐藤文保館長)で開かれ、約40人の親子らが参加した。中村幸雄教育長は「クメジマボタルはこの島にしかいない宝物です。みんなで大事にして、ホタルへの理解と興味を深めていきましょう」と呼び掛けた。

 観察会では、佐藤館長が久米島で見ることができるホタルの生態や観察マナー、ホタルを取り巻く環境などを子どもたちに分かりやすく説明した。

ホタル観察会で学ぶ参加者ら=4月22日、久米島ホタル館(久米島ホタルの会提供)

 その後、観察場所のミーフガーに移動。参加者らは、館長の解説を聞きながら、ゆらゆらと飛び交う光の舞を鑑賞した。

 この日はクメジマボタルの他、陸生のクロイワボタルやオキナワスジボタルも観察でき、子どもも大人も「あそこにいる!」と歓声を上げた。佐藤館長は「数少ないホタルの観察場所をみんなで大切に見守っていきたい」と話した。
 (盛長容子通信員)