レッサーパンダのさくら7歳に 来園者がメッセージ記し祝う 名護ネオパーク


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カメラをつぶらな瞳で見詰めるさくらちゃん=6月30日、名護市
さくらちゃんに寄せられたお祝いのメッセージ

 【名護】6月27日は「さくら」ちゃん(雌、7歳)の誕生日―。名護市の名護自然動植物公園「ネオパークオキナワ」でこのほど、レッサーパンダのさくらちゃんの7歳のバースデー企画「誕生日を一緒にお祝いしよう」が開催された。来場者が書き込んだメッセージを飼育施設の前に展示する企画で「大きくなってくれてありがとう」「お芋のプレゼントあげます」などたくさんのメッセージが寄せられた。

 7月28日には雄の「チャル」くんが4歳を迎えることから同様の企画を予定している。

 2頭は繁殖のために徳山動物園(山口県)から引っ越し、昨年から県内で初めて飼育展示されている。同種はミャンマーなどの山岳地域が生息地で、ワシントン条約で保護される絶滅危惧種。暑さが苦手で、ネオパークでは冷房完備のアニマルカフェで飼育している。

 さくらちゃんへのメッセージ展示の最終日の6月30日にも、多くの人がさくらちゃんの様子を見にネオパークオキナワを訪れた。レッサーパンダが好きで、先週に続き沖縄市から家族と訪れた3歳の子は「かわいくて好きだけど、ゾウさんが一番好き」と話した。
 (松堂秀樹)