夜空に輝く大輪 3年ぶりにシーポートちゃたんカーニバル 打ち上げ花火のみで開催


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北谷の夜空を彩る打ち上げ花火=22日夜、同町美浜(喜瀬守昭撮影)

 【北谷】「好きです北谷の海」を合言葉に第36回シーポートちゃたんカーニバル(同実行委員会主催、琉球新報社共催)が22日、始まった。浜川漁港から打ち上げられた海上花火が北谷の夜空を彩った。町内外の人々が思い思いの場所で楽しんだ。

 3年ぶりに復活した夏の風物詩は新型コロナの影響を考慮し、祭りの開催は取りやめ、打ち上げ花火のみの実施。アメリカンビレッジの海に面したデポアイランド・ボードウォークには夜空に輝く大輪を一目見ようと、マスク姿の見物客が30分前から待機していた。

 花火が上がると、カメラを向けるなど、静かに約10分間を楽しんだ。金武町から3人で訪れた10代の女性は「花火を見たのは3年ぶり。とてもきれいで感動した。感染予防をしながら楽しめるイベントに感謝したい」と余韻に浸った。メンバーの一人は誕生日当日で「思い出になった」と笑顔を見せた。

 花火は9月30日まで、毎週金曜日の午後8時に打ち上げられる。担当者は「初回が成功して良かった。新型コロナの感染防止のためにも、それぞれの場所から楽しんでもらえればうれしい」と話した。

(名嘉一心)