秋本番、ススキそよぐ 沖縄・渡嘉敷島 フヨウの花も見頃に


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秋本番を迎え、島の野山や道路沿いなどに自生するススキ
見頃を迎えたフヨウの花

 【渡嘉敷】秋本番を迎え、渡嘉敷島の野山や道路沿いなどに自生するススキ(イネ科ススキ族、方言名・グシチ)やフヨウ(芙蓉、アオイ科フヨウ族)が見頃となっている。

 ススキは「尾花(おばな)」として、秋の七草に数えられる。中秋の名月ごろから見頃を迎え、花穂は島内では秋から冬にかけ長く見られる。かつて、花穂を枯らして「座敷ほうき」を作った。

 落葉低木のフヨウは10月ごろから直径10~15センチのピンクや白の花が咲き始め、朝咲いて夕方にはしぼむ一日花。1月ごろまで長期間にわたって毎日次々開花する。
 (米田英明通信員)