数十年に一度咲くリュウゼツランが開花 崎原さんが愛情を込め育て4メートル 沖縄・西原


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崎原盛廣さんと開花したリュウゼツラン=12月22日、西原町翁長

 【西原】西原町翁長の県道38号沿い(通称・下翁長)の崎原盛廣さん(70)自宅兼店舗(理容サロンサキハラ)前の歩道植え込みに、数十年に一度咲くと言われているリュウゼツランの黄色い花が咲いている。

 崎原さんは「二十三、四年前に知人からもらったもので、当初は植木鉢に植えていた。成長が遅いので地植えにしたら、今年になって葉の間から茎みたいなものがどんどん伸びて4メートルほどになった。花はあと2カ月は見られるかなぁ。葉にはトゲが付いて危ないので切って処理してあるよ」と、愛情いっぱいに育てている植物の話に笑顔があふれる。

 この植え込みは、木が枯れて荒れていたので常緑低木のクロトンやサンダンカなどを植え、手入れしてきた。クロトンは、葉の色がきれいだから増やそうと挿し木していたが、リュウゼツランが咲いたので「今はストップしているさー」と笑った。
 (小波津昭子通信員)