沖縄に初夏を告げるデイゴ 愛好家に人気は沖縄市の「県総合運動公園」 芝生が「レッドカーペット」にも


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満開の赤い花が青空に映えるデイゴ=8日、沖縄市の県総合運動公園

 【沖縄】青空に映える真っ赤な花びら。初夏を告げる県花のデイゴが本島でも開花期を迎えている。園芸愛好家の人気スポットの一つが沖縄市にある県総合運動公園だ。園内には樹齢100年を超え、根元の幹回りが4~5メートルもある文化財・名木級の大木もある。全体で90本余あるという。

 既に満開が過ぎ、芝生に落下した花びらで一幅のじゅうたんのような光景に、カメラを向ける家族連れもいた。

 公園の近くに住み、朝の散策が日課でデイゴわきのベンチで一休みしていた比嘉朝範さん(88)。「特に赤い花はワクワクさせてくれる」と見事な枝ぶりを見上げていた。

 開花期は来月まで。公園では「大型連休中は多彩なイベントを用意しているので園内を楽しんでほしい」と呼び掛けている。
 (岸本健通信員)