マカヤでしめ縄 綱作りの技術生かす 浦添・西原


社会
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雑草の「マカヤ」を利用ししめ縄づくりに取り組む花と緑のサークル「わくわく」のメンバーら=26日、浦添市の西原公民館

 【浦添】浦添市の西原公民館で26日、雑草の「マカヤ」を利用したしめ縄作りが行われた。毎年恒例の作業で、ことしで7年目となる。

 花と緑のサークル「わくわく」のメンバーが中心となって、日ごろ畑作業をしている「わくわく農園」から1週間ほど前に高さ1メートルほどの「マカヤ」を刈って準備していた。約10人で公民館用の大きなしめ縄と自宅用のしめ縄合計12個を作り上げた。
 棚原正昇さん(80)は「西原は綱引きがあって、先輩たちが作るのを小学生のころよく見に行った。しめ縄も綱引きも作り方は同じ。仲間とゆんたくしながら作るので楽しい」と話した。
 西原二区自治会長の棚原春男さん(67)は「毎年協力してもらい感謝している。よい正月が迎えられそうだ」と笑顔で語った。
 今回はしめ縄の作り方を若い人にも継承しようと、中学生3人も参加した。その1人仲宗根勘太君(14)=浦西中3年=は「初めてしめ縄を作った。完成したときの達成感がよかった」と話していた。