茶色のヒメハブ 名人・眞喜志さん、国頭で捕獲


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茶色いヒメハブを捕獲した眞喜志康弘さん=17日、名護市わんさか大浦パーク

 【名護】名護市三原に住む眞喜志康弘さん(58)が茶色のヒメハブを捕まえた。30年北部の山中でハブを捕獲しているハブ捕り名人の眞喜志さんは「2千匹に1匹しか捕まらない珍しいハブだ」と話している。県衛生環境研究所でハブ担当の寺田考紀主任研究員は「模様の変異だと思う。あまり見たことはない」と話した。

 茶色のヒメハブは雌で、体長約40センチ。眞喜志さんがハブ捕りに出掛けた15日未明の国頭村の山中で、とぐろを巻いていたところを発見。見つけた瞬間に珍しい色だと驚いた眞喜志さんは「絶対に逃がさん」と狙いを定めた。
 産卵中のアオガエルを食べようと夢中になっていた茶色のヒメハブは、眞喜志さんに気付かず、抵抗することなく捕まったという。
 眞喜志さんはこれまで捕まえてきたハブを研究施設やヘビ料理店に送ったり、ハブ酒にしたりしてきた。今回の茶色のハブについては「珍しいのでテーマパークに売りたい」と話した。