【糸満】糸満市西崎町の金秀バイオ敷地内の花壇に、重量約50キロの巨大スイカが実った。スイカを目にした職員たちは、あまりの大きさに「アキサミヨー!」と驚きの声を上げている。
巨大スイカを育てたのは金秀バイオ製造課課長の伊佐敏明さん(55)=糸満市。植物と人を驚かせることが好きだ。
2年前、クミスクチンや長命草などが生い茂る花壇に、興味本位で購入した「ジャンボスイカ俵」という品種を植えた。
1年目は肥料を与え過ぎたのか、実が割れて失敗。2年目の今年は肥料の量を調整するなど工夫して大切に育てた。その結果、見事に巨大スイカが3個実った。
一番大きなスイカは約50キロ。残りの二つも41キロと32キロと大きい。20キロを超えると味が落ちるといわれているが、「とにかく大きさにこだわった」と話す。
50キロのスイカは金秀商事のスーパーに提供し、ディスプレーしてお客さんに見てもらう計画だ。残りのスイカは父の日に家族で味見をするという。伊佐さんは「おいしいかな…」とつぶやいた。