漁、競り、加工 児童40人体験 渡慶次小が食育学習


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定置網を引き揚げる児童ら=5日、読谷村都屋の沖合

 【読谷】読谷村立渡慶次小学校(知花優校長)の5年生が5、6の両日、同村都屋漁港で「定置網体験ツアー」に参加した。両日で約40人の児童らが参加し、定置網漁から魚の競り、加工までの過程を見学し、漁業の一連の流れを学んだ。

 琉球新報社が行う農林水産省・新たな食環境に対応した食育活動モデル推進事業の一環。定置網漁ではグルクマーをはじめウミガメやエイなど水揚げされる多彩な種類の生き物に歓声を上げた。漁港に戻ると、同村漁業協同組合の前田晃さんから競りの仕組みについて学んだほか、隣接する寿味屋食品でかまぼこ作りを体験した。

 参加した志喜屋咲花(しょうか)さんは「いろんな魚を見て学べた」と喜んだ。山田有煌(あきら)さんは「次は(たまに定置網にかかる)ジンベイザメを見てみたい」と話した。