村民の等身大パネルが応援 伊平屋ムーンライトマラソン


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伊平屋村の子どもから大人までの等身大パネルを並べた伊平屋島島人(しまんちゅ)看板展=伊平屋村

 【伊平屋】伊平屋ムーンライトマラソンのコース途中には、伊平屋村民の等身大パネルが約200枚並んでいる。参加者の走りを応援しようと、NPO法人げんき村(西銘仁正理事長)が県立芸術大の協力を得て作成した。真っ白なパネルは雄大な緑の山を背に立ち並んでいる。

 等身大パネルはスタートして3キロ地点に位置する。島1週のコースは長丁場になるため、コース序盤に設置してランナーの背中を後押しする。

 県立芸大の学生たちが、島の子どもから大人まで約200人の写真を撮影。等身大の型をベニヤ板に貼って、1週間かけて完成した。「伊平屋島島人(しまんちゅ)看板展」として4年前から展示している。

 エイサーを踊っていたり、琉球舞踊をしていたりポーズはさまざまだ。西銘理事長は「ランナーはあそこに行って、まず何だろうと思うだろう。一体一体にストーリーが感じられるので、このパネルを横目に伊平屋の空気を感じてほしい」と語った。