「千成バナナ」 150センチ、成長中


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立派に実った「千成バナナ」と育てた新里勝義さん=14日、宜野座村

 【宜野座】たくさんの実が実る「千成バナナ」が、宜野座村惣慶にある体験型学習施設「夢の国 楽園王国」で立派な実を付けている。9月から実が付いて成長を続けており、バナナの実の集合体の長さは11月14日時点で約150センチとなっている。施設を経営する新里勝義さん(73)は「どんどん成長を続けている」と驚いている。

 ジャワ島やマレー半島が原産の千成バナナは、一つの実が親指ぐらいの大きさで、飼料用や観賞用として栽培されることが多い。バナナの実のまとまりは2メートルを超えることもあるという。

 5年前に勝義さんらが保有していたヘリコニアを、本部町の海洋博公園の熱帯ドリームセンターが持っていた千成バナナと交換して育て始めた。

 妻の長子さん(54)は「今年は台風の影響が少なかったため、立派に実った。初めてのことで驚いている」と話している。