JTA 翼にヤマネコ 特別機で遺産登録支援


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 イリオモテヤマネコが描かれた飛行機とデザインを担当した塩崎綾香さん=12日、那覇市鏡水のJTAメンテナンスセンター

 「奄美、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産登録を後押ししようと、日本トランスオーシャン航空(JTA)は12日、翼にイリオモテヤマネコを描いた特別塗装機を報道陣に披露した。15日の羽田発石垣行きを皮切りに運航する。

世界自然遺産応援バッグをPRする(左から)JACの中島有理さん、RACの廣林奈津美さん、JTAの髙本京子さん=11日、琉球新報社

 4月のヤンバルクイナ塗装に続く第2弾で、客室乗務員の塩崎綾香さんがデザインした。ボーイング737-800の主翼端部分(ウイングレット)に、「ドヤ顔」で決めて「壁ドン」するかのように2本足で立ったイリオモテヤマネコを描いた。

 またJTA、日本エアコミューター(JAC)、琉球エアーコミューター(RAC)の機内では、同地域に生息する動植物のイラストをあしらった「お散歩バッグ」を販売している。デザインは県出身のイラストレーター「ポッケ104」さんが担当した。

 8月までの販売で、売上金の一部を環境保護の活動資金に充てる。

 那覇空港内の売店、JALJTAセールスのショッピングサイトでも取り扱っている。価格は7500円(税込み)。