斬新おばけ屋敷 怖いョ~ こどもの国来月2日まで


この記事を書いた人 琉球新報社

 【沖縄】子どもたちが考えたおばけが登場するおばけ屋敷「おばけナイトミュージアム」が7月22日、沖縄市の沖縄こどもの国で開幕した。子どもたちが考えた1115体のおばけが紹介されているほか、選ばれた8体の「実物」が登場し、訪れた人たちを怖がらせている。

生み出したおばけと対面する子どもたち=7月22日、沖縄市の沖縄子どもの国

 22日の開幕式で、斬新なおばけを生み出した8人の児童・生徒が表彰され、高田勝園長から一人一人におばけの絵が描かれた感謝状が手渡された。テープカットならぬ“結界カット”で開園すると、子どもからは「怖いよ」などの上がった。

 読谷村立読谷小4年の上地結心(ゆら)さん(9)は、「デカデカウェーイ」が口癖で、理想の自分になるために姿をどんどん変えてしまうおばけ「ゼンブデカーイ」を生み出した。おばけと対面し「びっくりした。いろんなおばけがいて楽しかった」と声を弾ませた。

 こどもの国は「おばけせいさくじょ」として子どもたちからおばけを募集し、具現化する事業を続け、今年で7年目。こども未来課の鈴木理美さんは「子どもたちの発想する力がもっと認められ、それを大事にする大人がもっと増えるような社会になるといい」と話した。

 おばけ屋敷は「夜の動物園(サタZOOナイト)」に合わせ、毎週土曜日の午後5時半から8時までワンダーミュージアムで開催される。9月2日まで。

 表彰を受けたその他の子どもたちと考案したおばけは次の通り。
▽千葉県四街道市立四和小5年の末武蕾(らい)さん(10)「鬼(き)の子」
▽津山幼稚園の弓場海花(ゆばうみな)ちゃん(5)「つまようじおばけ」
▽うるま市立城前小3年の宮城福君(8)「ねえ」
▽宜野湾市立普天間小学校2年の知花悠樹君(8)「ぺらーり」
▽那覇市立安岡中1年の矢田実央奈さん(12)「コタツの魔人」
▽与那原市立与那原小2年の仁田脇知苗(にたわきともえ)さん(7)「かおなしおばけ」
▽うるま市立田場小学校5年の知花幸誠君(10)「いやだくれー」