大相撲宮古島場所にぎわう 計2500人が迫力堪能 16・17日は宜野湾市で


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 大相撲の沖縄・宮古島場所が13、14両日、沖縄県宮古島市のJTAドーム宮古島で開かれた。14日は約1400人が来場し、力士の迫力満点のぶつかり合いを堪能した。13日と合わせて約2500人が訪れ、盛況ぶりを見せた。

豊ノ島関に稽古をつけてもらい、大はしゃぎの子どもたち(中央)=14日、沖縄県宮古島市のJTAドーム宮古島

 同市での巡業は昨年に続く開催。力士をはじめ、相撲協会関係者ら総勢180人が宮古島市に入った。若手による公開稽古や子ども相撲、幕内力士によるトーナメント戦などが催された。白熱のトーナメント戦決勝は千代大龍と白鵬が対戦し、千代大龍に軍配が上がった。

 子ども相撲に出場した杉田春風君(5)は「お相撲さんはすごくかっこよかった。倒すのはちょっと難しかった」と悔しそうに話した。

 一方、会場入り口には、9月に虚血性心不全のため60歳で逝去した宮古島市出身の元幕下筆頭の友鵬(本名・長崎勝さん)を追悼する写真やメッセージボードが展示された。友鵬と同じ市平良西原出身の楚南寿実さんは「父が同級生だから亡くなったと聞いてびっくりした。宮古島場所の開催に尽力してくれたと思う」と話した。

 16、17日は宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで大相撲沖縄場所が開かれる。