かわいい♪ 大宜味のおじい、おばあファッションショー 100歳のモデルも


この記事を書いた人 琉球新報社
ファッションショーに登場した平均年齢92歳のモデルたち=20日、大宜味村の旧大宜味小学校体育館

 【大宜味】第3回大宜味村健康と福祉まつりが20、21日の2日間、沖縄県大宜味村の旧大宜味小学校体育館で開かれた。注目を集めたのは「がんじゅうおじい、おばあファッションショー」。モデルは介護認定を受けず自宅で元気に過ごしている3組の夫婦を含む平均年齢92歳の12人だ。あでやかな衣装をまとったモデルたちが、スポットライトを浴びてさっそうと登場、パフォーマンスを披露すると、会場には笑いがあふれた。

 最初に登場したのは4月に100歳を迎える最高齢の宮城ハルさん。ピンと伸びた姿勢でポーズをとった。トリを飾ったのはタキシードとウエディングドレス姿で登場した86歳の大城仲太郎、キミ子さん夫婦。仲むつまじい2人に客席から拍手が送られた。

 観客席から祖母の晴れ姿を見ていた志良堂愛(ちか)さん(34)は、「大宜味のおじい、おばあたちはすごい。でもうちのおばあちゃんが一番かわいかった」と笑顔で話した。

 福祉まつりでは、8020運動ダイヤモンド賞の24人と、ちゃーがんじゅう賞(介護認定を受けていない90歳以上の高齢者)29人の表彰や、名桜大学ヘルサポによる健康測定なども行われた。
(安里郁江通信員)