大浦の住民も案内板に 名護・仲地さん「うぷらさんぽ」描く


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「うぷらさんぽ」の案内板を描いた仲地静香さんと娘=名護市大浦区わんさか大浦パーク

 【名護】沖縄県名護市大浦区の共同売店前や、わんさか大浦パーク内にある「うぷらさんぽ」と記されたイラストの案内板が人目を引いている。「うぷら」は「大浦」のこと。イラストを描いたのは市大川区に住む仲地静香さん(40)。描かれた人物や動物たちは愛嬌(あいきょう)があり、ほっこりとした優しさが特徴だ。

 仲地さんは一男一女の子育て中のイラストレーター。小さい頃から絵が好きで、進学した広島市立大学芸術学部では油絵を専攻した。イラストレーターとしてのスタートは8年前、「なかちしずか」として作品を描いている。

 「うぷらさんぽ」には地元の一人一人を意識して描き込んだという。地元をよく知っている強みがイラストに生かされ、地域を和ませている。

 仲地さんは「人物を描くときは人柄まで描き込めればとの思いで描いている。少しでも地域に貢献できればいい」と話した。
 (嶺井政康通信員)