時野ちゃんへ贈る花火 47年ぶり子宝祝う 大宜味・白浜


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比嘉時野ちゃん(前列右)の誕生花火祭りで笑顔を見せる(後列左から)父の貢野さん、母の茜さん、(前列左から)長男の蝶朱ちゃん、長女の道野ちゃん=4月21日、大宜味村白浜

 【大宜味】沖縄県大宜味村内で最も人口の少ない白浜区に、約47年ぶりの子宝となる比嘉時野(もちの)ちゃんが誕生したことを祝おうと4月21日、同区公民館で「寿 47年ぶりの光 比嘉時野ちゃん誕生花火まつり」(主催・同実行委員会)が開かれた。会場には区民らが集まり、打ち上げ花火で時野ちゃんの誕生を祝った。

比嘉時野ちゃんの誕生を祝い、打ち上げられた花火

 時野ちゃんは、2017年10月、キク栽培を営む貢野(たかの)さん(30)と茜さんの次女として誕生した。

 午後6時半から始まった祭りには区民をはじめ、村内外から約180人が訪れた。祭りでは貢野さんも三線を弾き民謡を披露。終盤では打ち上げ花火が夜空を彩った。白浜区の親川富成区長(63)は「みんなで時野ちゃんの誕生を祝うことができて本当にうれしい」と話した。

 茜さんは「これだけ多くの人に祝ってもらい、驚いている。地域や関係者のみなさんに感謝している」と話した。貢野さんは「多くの人が私たちの子どもの誕生を祝ってくれてありがたい。時野が元気にすくすく育ってくれればうれしい」とほほ笑んだ。