沖縄県那覇市の初夏を彩る第44回となる那覇ハーリー最終日の5日、那覇港新港ふ頭で恒例の本バーリーが行われ、那覇が3連覇を果たした。
実行委員会が主催し、期間中の3日間で約16万4千人が来場した。家族連れらが花火やダンスショー、ライブ演奏などを楽しんだ。
本バーリーは、折り返し地点まで那覇と泊が横一線の展開となった。岸壁から「頑張れー」と声援が飛ぶ。「はいっ、はいっ」。かいをさばく漕(こ)ぎ手にも力が入る。那覇がラストスパート。泊、久米を一気に引き離して、激戦を制した。タイムは4分44分21だった。
チームリーダーの仲程猛さん(60)は「1カ月の練習の成果が出て、息が合っていた。3連覇を達成できて感無量だ。次は4連覇を目指していきたい」と笑顔で話した。
一般競漕(きょうそう)の部も白熱した。Aブロックで「前端区」、Bブロックは「立ち漕(こ)ぎには負けねぇぞ‼」が優勝した。