キレッキレダンスで魅せる! リュウキュウブリーズがマレーシアの大会出場


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マレーシアでの演舞に向けて意気込む新崎由佳梨さん(右から3人目)ら「Ryukyu Breeze」のメンバー=16日、豊見城市の沖縄空手会館

 キレッキレダンス、東南アジアで爆発へ―。県内の小学生やプロダンサーでつくるダンスチーム「Ryukyu Breeze(リュウキュウブリーズ)」が、21日にマレーシアのペナン島で開かれる「ペナン盆踊り大会」に初参加し、エイサーや空手を取り入れた創作ダンスを披露する。メンバーは「踊りを通して沖縄をPRしたい」と意気込んでいる。

 「そこで交差して」「外に出すぎてる」。16日、豊見城市の沖縄空手会館で熱の入った声が飛んでいた。本番を目前にしたリュウキュウブリーズの練習。飛び跳ねたり側転したり、切れの良い踊りを見せる。

 東南アジアで活動するアートダンサー、新崎由佳梨さん(33)=那覇市=が在ペナン日本総領事館に要請し、盆踊り大会への参加が決まった。メンバーは新崎さんの教え子の小中学生ら女性9人。新崎さんが振り付けし、5月初旬から練習を重ねてきた。

 踊りはヒップホップやジャズを基本に、エイサーや空手、カチャーシーの要素を取り入れた。曲は「豊年音頭」など3曲で、三線やシンバルでアレンジを加えた。衣装は知り合いのエイサー団体から借りた。

 海外初体験の長勢彩加さん(13)=那覇市立鏡原中学校2年=は「ワクワクしている。踊りを楽しみたい」。新崎さんは「子どもたちに国際的なステージを経験させたい」とした上で、「ペナンでは、沖縄はまだまだ知られていない。私たちがペナンと沖縄の懸け橋になれたら」と話している。