【石垣】八重山最大の豊年祭である、石垣市新川、石垣、大川、登野城の四カ字の「ムラプール」が7月31日、市新川の真乙姥(まいつば)御嶽などで催された。各字や各団体が旗頭や舞踊を奉納し、今年の豊作への感謝と来夏世(クナツユー)の五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。多くの住民や観光客が訪れ、熱気に包まれた。
新川を皮切りに11の地域・団体が次々と旗頭と巻き踊りを奉納した。
御嶽前では豊穣の神が五穀の種子をみこに授ける「五穀の種子授けの儀」や、西と東の二つの大綱をつなぐ女性だけの儀式「アヒャー綱」があった。
その後、旗頭と大綱は西に移動。日が暮れる中、たいまつの明かりに照らされた西と東の大将がみこしの上で勇壮に演舞する「ツナヌミン」に会場は沸いた。
観客も参加する大綱引きで豊年祭は幕を閉じた。