アロハフェス初開催 沖縄・石垣 会場一体、フラ満喫


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曲に合わせて、楽しそうにフラを踊る参加者ら=15日午後、石垣市名蔵の石垣島やいま村(花城太撮影)

 【石垣】沖縄県石垣市と米ハワイ州カウアイ郡姉妹都市議決55周年の記念事業「KINIアロハフェスティバル」(主催・同実行委員会、共催・石垣市、琉球新報社など)が15日、石垣市名蔵の石垣島やいま村で開催された。

 島内外のフラチームが出演し、ゆったりとした空間の中、会場が一体となってフラを楽しんだ。

 同フェスティバルは、石垣市とカウアイ郡との友好関係をさらに深めることを目的に初めて開催された。フラチームのほか、琉球國祭り太鼓八重山支部と八重山高校郷土芸能部の17団体約300人が出演。

 ハワイから訪れたフラ指導者クムフラマカさんによるスペシャルステージや実践講座なども行われた。

 オープニングセレモニーで兼島英樹実行委員長は「(会場に)吹いている風はカウアイから来ている。カウアイにも石垣・沖縄の気持ちを届けていきたい」とあいさつ。

 カウアイ郡のバーナード・カルバリョ郡長(同郡県人会ケント・ヤマウチ会長代読)は「55年前に結ばれた特別の友好の絆を私たちの未来と、子どもたちのために続けていきたい」と述べた。

 72人が参加した石垣島のフラチーム「メケアロハ プメハナ」の代表を務める内間知恵子さん(65)は「石垣島で一堂に会してフラを披露する機会はあまりないので、良い刺激になる。石垣島が“日本のハワイ”のつもりで踊っているので、もっとみんなが島に来てフラを踊ってほしい」と話した。