多彩な演目 舞台に咲く 大琉球浪漫第9弾「華の松・竹・梅」


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琉球古典音楽斉唱をする野村流音楽協会の会員=6日夜、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 琉球新報社新本社ビル落成記念公演「おきなわ文化の祭典 大琉球浪漫」の第9弾「第4回琉球新報芸術劇場 華の松・竹・梅」(本社主催、沖縄芸能連盟共催)が6日、那覇市の琉球新報ホールで始まった。8日まで。県内の伝統芸能の登竜門「琉球古典芸能コンクール」で最高賞を受賞した実演家が、華々しい舞台を展開し、観客を魅了した。

 琉球古典音楽斉唱「かぎやで風節」「ごえん節」「揚作田節(あぎつぃくてんぶし)」で幕を開けた。舞踊、器楽合奏や琉球箏曲斉唱など全22演目を披露した。幅広い年齢層の実演家が競演した。

 宮城本流鳳乃會は、威勢の良いはやしと締太鼓や四ツ竹がにぎやかな創作舞踊「野原遊び」を踊り、会場を盛り上げた。

 琉球古典芸能コンクールは1966年に始まり、ことしの第53回までの最高賞受賞者は延べ4297人に上る。3日間で最高賞受賞者計771人が出演する。問い合わせは琉球新報社読者事業局(電話)098(865)5255。