スポーツ

50年超の歴史刻み継承 沖縄県民体育大会、相撲優勝旗を新調 県体協で最古

日進商会の名嘉山興秀執行役員(左から2人目)と平良哲也・スクール販売課副課長(左から3人目)から贈呈された新しい濃紺の優勝旗。これまで使われてきた優勝旗を持つ和宇慶勝則・県相撲連盟会長(左端)=24日、浦添市のANAどすこいパーク浦添

 今年で70回を数える沖縄県民体育大会の相撲の優勝旗が、50年以上ぶりに新しくなった。ANAどすこいパーク浦添で24日に行われた相撲の開会式で、学生服や国体の県代表ユニホームなどを制作・販売する日進商会(大城直也社長)の名嘉山興秀執行役員から、和宇慶勝則・県相撲連盟会長に手渡された。和宇慶会長は「丁寧に扱って、また新しい歴史を刻んでいきたい」と感謝の言葉を述べた。


 県民大会の第2回から沖縄相撲として始まった相撲競技。これまで使われてきたえんじの優勝旗は歴代の優勝チームが書かれた帯も外れており、収納される箱には製造年の掲載はなく、いつから使われたかを知る手掛かりはない。和宇慶会長は「いつから使われてきたかは不明だが、少なくとも50年以上は使ってきた」と旗の歴史を語る。

 優勝旗には現在の県体育協会にあたる沖縄体育協会、大会名も全沖縄相撲大会と記載され、旗の一部が破れたり、持ち手の部分が折れたりしている。県体育協会によると、多くの種目は1988年に新調されているが、「相撲の優勝旗が新しくされなかった理由は不明だが、県民体育大会で使用されている旗としては最古」と語る。県相撲連盟が新たな優勝旗の制作を模索していた時に関係者と交流があった日進商会先代社長の大城英幸氏が制作に乗り出し、70回大会の節目に刷新された。新たな優勝旗を手渡した同社の名嘉山執行役員は「皆さんが喜んでくれてありがたい。選手のモチベーションとなり、県内の相撲が盛り上がってほしい」と語る。

 これまでの優勝旗は県相撲連盟が保存する。和宇慶会長は「各市郡はこの優勝旗を取るために命を懸けてきた。先人の思いも引き継いで、次世代の選手につないでいきたい」と笑顔で、真新しい優勝旗とともに選手の熱戦を見守った。
 (屋嘉部長将)