「ひょっこりはん」に笑顔 仮装で沿道と交流 県外から毎年出場


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 沖縄県読谷村のダイビングショップ「平田潜漁(せんぎょ)店」で知り合った県外の男女が仮装姿で毎年NAHAマラソンに出場し、ランナーや沿道の人たちを楽しませている。今年は9人がお笑い芸人の「ひょっこりはん」に扮(ふん)して疾走。子どもたちから声が掛かると、「ひょっこりはん!」とポーズを決めた。

「ひょっこりはん!」とポーズを決める(左から)中島康陽さん、山田典弘さん、久野祥子さん、景山美樹さん

 10年以上前から出場している。昨年はお笑いタレントのブルゾンちえみさんに扮したが、スカートで走りにくかったという。今年はその反省を生かし、タンクトップにおかっぱ頭のカツラ、メガネ、青のタイツ姿で走った。ディスカウントストアで買いそろえた。

 沿道の子どもは「ひょっこりはんが来た!」と盛り上がった。メンバーはふすまから「変顔」を出すしぐさを見せ、「はい、ひょっこり!」。しかし後半は疲れがたまり、「笑顔がないぞー」とおじさんから“激励”される場面もあった。

 初出場の山田典弘さん(44)=名古屋市=はゴール後、腕と両ももをつってしまい、仲間から「しょんぼりはんだ」と苦笑された。それでも、11回連続出場の中島康陽(やすたか)さん(36)=愛知県=は「あちこちでひょっこりできて楽しかった」と充実した表情だった。