社会

「最後」の正月準備、にぎわう 牧志公設市場 来年建て替え

年末年始の食材を求める買い物客でにぎわう第一牧志公設市場=30日午前、那覇市牧志(田中芳撮影)

 沖縄県内の市場やスーパーは30日、大みそかや正月に向けた準備で食材などを買い求める人々でにぎわった。那覇市松尾の第一牧志公設市場は老朽化に伴う建て替え工事のため、現在の建物での営業は2019年6月16日まで。今の市場では最後となる正月を前に大勢の利用客でにぎわい、所狭しと店頭に並ぶ新鮮な魚やソーキ、かまぼこなどを買い求めていた。


 長年、同市場を利用している亀島カズ子さん(83)=那覇市=は30日、顔なじみの店主と「元気?」などと声を掛け合いながら中味汁の材料や三枚肉、だし汁などを購入した。新しい市場になることに「なるべく今のままが良い。今はどこに肉屋があるのかもすぐ分かる」と少し不安そうに語った。美里精肉店に約20年間勤める美里宗徳さん(42)は「今の市場の魅力がなくなると地元の人も来なくなってしまう。長年の歴史が染みついている市場の味があるスタイルを残していきたい」と話した。