教育

「笑顔」で門出祝う 嘉手納高、花文字に思い込め 沖縄県立高きょう卒業式

 【嘉手納】1日は、沖縄県立高校の卒業式が一斉に行われる。式本番を控えた28日、県立嘉手納高校では生活園芸の授業を履修する在校生ら100人が、世話になった先輩の新たな門出を祝おうと、色とりどりのマリーゴールド1366株で作り上げた「笑顔」の花文字を舞台上に設置した。生徒らは昨年11月に種をまき、この日のために愛情を込めて育ててきた。同校2年で生徒会副会長の与那嶺裕里恵さん(17)は「どんな困難が待ち受けたとしても、笑顔で乗り越えてほしい」という在校生の思いが込められていると話す。


卒業する先輩らの新たな門出を祝い、種から育て上げたマリーゴールドで「笑顔」の花文字を舞台上に設置した嘉手納高校の在校生=28日、嘉手納町屋良

 花文字は、生活園芸の授業を担当する比嘉直仁教諭(38)の呼び掛けで実現した。昨年の卒業式で「大志」の花文字を作り、式典会場の外に設置したところ、生徒や保護者から大好評だった。例年は壇上に壁画が飾られるが、今年は生活園芸を履修した3年生からのリクエストもあり、花文字を飾ることになったという。

 生徒らは昨年11月に種を植え、約4カ月にわたりこまめに水をまいたり雑草を抜いたりして手入れした。苗の成長に伴い、一つ一つ鉢に植え替える作業も全て自分たちで手掛けた。

 2月初旬に、卒業生を送り出すのにふさわしい花文字を決めるためアンケートを実施した。「飛翔」や「夢叶う」など多くのアイデアが寄せられたが、「卒業生にはいつでも笑顔でいてもらいたい、自分たちも笑顔で送り出したい」との思いから「笑顔」の文字を選んだ。

 「これから社会に出る先輩、進学する先輩、みんなそれぞれ違う道に進むと思うが、嘉手納高校で過ごした3年間を胸に、すてきな人生を歩んでほしいな」。与那嶺さんは全在校生の思いを代弁した。
(当銘千絵)