【辺野古問題取材班】12日午前、沖縄県名護市辺野古の新基地建設埋め立て区域近くで、アオウミガメが海面を泳いでいるのが確認された。確認されたすぐそばにはオイルフェンスがあり、約200メートル先では土砂投入が続けられている。午前8時半~正午の間には、アオウミガメとみられる個体4匹が海中で泳ぎ、7回確認できた。
新基地建設に反対する抗議船の船長で、辺野古の海を撮り続ける写真家の牧志治さん(69)は大浦湾側に伸びるK8護岸の工事が進んでいることに触れ「護岸工事で潮の流れが変わり、環境がかく乱されることは明らかだ。アオウミガメのえさとなるウミクサへの悪影響など、大浦湾の生態系が変わることが心配だ」と工事中止を求めた。