コラソン、新しい装いで13日の開幕戦へ 選手、新ユニホームをお披露目 情熱を示す赤を起用


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駆けつけたファンに全27試合を戦い抜く思いを語る東長濱秀作監督(手前)=7日、北中城村のイオンモール沖縄ライカム

 日本ハンドボールリーグ(JHL)が13日に開幕するのを前に、琉球コラソンは7日、イオンモール沖縄ライカムで新生コラソン発表会と新ユニホームのお披露目会を行った。新しい装いで開幕戦を迎える東長濱秀作監督は「今季27試合頑張っていく。応援お願いします」と今季に懸ける思いを語った。発表会ではクイズなどでファンと交流した。

 新しいユニホームはコラソンと2年間のオフィシャルサプライヤースポンサー契約を結んだイミオ(倉林啓士郎代表取締役社長)が制作するブランド「スフィーダ」。ユニホームはコートプレーヤーが赤(ホーム用)と水色(アウェー用)、GKは白と黒(ホーム用)、黄色と黒(アウェー用)となっている。アウェー用にもラインで用いられた赤はコラソンの情熱を表す。ミンサー柄も使われ、沖縄から世界への発信の意味を込めた。さまざまな彩りで連係や独創性を表現した。

 昨季は1勝21敗2分け。リーグ最下位の悔しい結果となったが、今季から県出身の東江太輝や我如古龍生など即戦力が加入している。石川出主将も「県民の応援を力に変えて一つでも多く勝利できるように一丸となって頑張っていく」と、今季の応援を呼びかけた。

「今季100ゴール決める」 新加入の東江がファンに宣言

東江 太輝

 昨季の日本ハンドボールリーグ男子6位の湧永製薬から移籍した東江太輝(那覇西―日体大)は「今季は100ゴールを決める。僕のシュートを見に来てほしい」と胸を張って、ファンに呼び掛けた。

 昨季は湧永で主将を務めていたが、日体大時代や湧永で世話になった東長濱秀作監督の誘いを受け、常々「沖縄のレベルを上げたい。小中高は強いけどリーグでは勝てないのは寂しい。ハンド王国を広めたい」という思いで、葛藤を経て移籍を決意した。

 ドイツリーグも経験した30歳の中堅。練習から「先頭を走り、チームレベルを底上げする」と気合は十分だ。ポジションはセンターバック。「決定力のある石川出や棚原良を生かせばバランス良く点を取れるし、相手はどこを守っていいか分からなくなる」と、1試合平均30得点以上を目指す。

 13日の開幕戦は昨季王者のトヨタ車体。「上位陣と戦うには試合序盤で離されず、終盤で粘れるかが重要」と開幕戦勝利のプランを描く。昨季のコラソンは最下位だが「僕からしたらおいしい状態。勝って『あいつが入ったから』と思わせたい。そのためにアシスト役の僕が100ゴールの目標を掲げている」と、故郷のチームを勝利に導く強い思いを語った。