米海兵隊、21日の本部港使用を取りやめ 管理事務所に連絡


この記事を書いた人 問山栄恵
17日、本部港ゲート前で訓練用船舶をけん引する米軍車両のナンバープレート不備を指摘するなど、港使用に抗議する市民。米海兵隊は同港に小型船を搬入することができなかった(又吉康秀撮影)

  【本部】在沖米海兵隊が訓練で使用する米軍の小型船「オープンウォーターセーフティーボート」を本部港に入港することを通告していた問題で、米海兵隊が21日の入港を取りやめたことが19日、分かった。本部港管理事務所によると、19日午前10時ごろ、米軍と沖縄防衛局から同事務所に連絡があった。
  
  在沖米海兵隊は10日、「伊江島補助飛行場での訓練のために必要」とし、17、21の両日に本部港を使用することを明記した通告書を本部港管理事務所に提出していた。海兵隊は17日に本部港のゲート前まで小型船を運搬したが、米軍による民間港使用に反対する市民が座り込むなどして阻止し、入港を断念していた。【琉球新報電子版】