![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img44a61573e09cf.jpg)
記録的な雨量と日照不足の今年の梅雨が明けたら今度は猛暑。人間以上に気象には敏感な海の魚。毎年旧暦の6月1日には大接近するスク(アイゴの稚魚)も今年は姿を見せなかった。
今年の海は例年と比べ約1カ月ばかり季節のずれがあり、旧暦では7月が2度ある。(1回目は新暦7月25日、2回目は新暦8月24日)最初の旧暦の7月1日(新暦7/25)が旧暦6月1日に当たることを魚は知っていたのだ。
『暑さで昼より夜釣りが人気、那覇一文字』
昼はカゴ釣りで船釣り並みにグルクンが入れ食いしている(大洋レジャーセンター)。一文字だが前週から夜釣りが多くなった。夜はタマン、クチナジ、ヤマトビーなどが釣れる。カップルの夕涼みのナイトフィッシングは中部では泡瀬一文字も快適。
『宜野湾漁港今月24日、ガチュン爆釣』
腕に関係なし、仕掛けを投げ入れると6本のハリスに4匹位食い付くが、グルクマと違って口が弱いガチュンは口が切れて半分はポトリと海中に落ちる。それでもWで釣れる。女性や子供たちには最も人気がある釣りだが、この日釣れていたのはここだけで隣の宜野湾ヨットハーバーや浦添埠頭(ふとう)(西洲)では魚は見えなかった。
《注》移動する魚なので当日釣れているかどうか近くの釣具店に教えてもらう。
『与根でターレー(タライ)カーエーが釣れた』
大雨で海水が濁りペースダウンしていたカーエーだが、晴天続きで急ピッチに食い上昇中!。24日、大城剛広さんは深夜に50センチ2匹、42センチ、32センチのカーエーを8号ハリスのウキ釣りでゲット。重量は3・24キロ、あまりの大きさにガラサーと見間違えたほど、糸満方言でタライのように丸いからターレーカーエーと呼ぶ(マンモス糸満/写真は次週掲載)
『前島、立ち込みのルアーで41センチのクチナジなど』
24日、田上稔洋さんはルアー/スプーン25グラム、ゴールド/、リーダー8号でゲットした。前回も64センチなど3匹のタマンを釣っている。(マンモス小禄)
『12キロのロウニンアジを安謝港で食わせ釣り』
26日早朝、上里真人さんは道糸、ハリス50号に生きたテレピアのエサでの釣果。(サンノリー)
『船釣り』
24日、伊平屋沖で島袋幸生さんが全長113センチ、重量15キロのオーマチを釣った。(シーランド宜野湾)
○慶良間で全長275センチ、58キロのカジキ。23日、友寄隆之さんの釣果。(シーランド宜野湾)
○本部沖のボート釣りで72センチのタマン。13日深夜、崎浜秀直さんはスルルをエサに打ち込み釣りでゲットした。(もとぶつりぐ)
『週刊漁況』
タマンペースダウン。絶好の朝の潮で浜比嘉島、平安座、伊計は好調だったが西海岸や離島は不発気味。
○夏のミナミクロダイ釣れ出す。冬のチンシラーではなく色が黒い36センチ前後の居着きのチヌが各地で釣れ出す。ヤマトビー狙いのサンマのエサでも釣れるが水深1メートル前後の浅場をウキで攻めると数が出る。前週釣れた場所は三重城、熱田、夢咲など。
フィッシング沖縄社 城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp