【アルゼンチン】祖父の国で学びたい 名桜大留学生の歓送迎会


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歓送迎会に臨んだ中邨恵介さん(左から4人目)、田代エリカさん(同5人目)=沖県連レストラン

 名桜大学からアルゼンチンのUCES(産業社会科学大学)へ留学した中邨恵介さんと、UCESから名桜大学へ留学する田代エリカさんの歓送迎会(在亜沖縄県人連合会主催)が4月18日夜、連合会幹部や元会長らが出席して連合会館レストランで開かれた。

 名桜大学からの留学生に対しては毎年歓迎会を催しているが、県費留学生の送別会を開催するのは初めてのことだ。
 屋宜宣太郎会長はあいさつの中で「名桜大学と沖県連とは最初から深い関係があり、しかも沖縄では初の県費留学生受け入れ校でもある」と話した。そして玉城昌一元沖県連会長の音頭で乾杯をした。
 今度アルゼンチンに留学してきた中邨さんは、父親が熊本県出身で母親はウチナーンチュ。本人は沖縄生まれだという。田代さんも、やはり父親は本土出身で、母親がウチナーンチュ。
 アルゼンチンに来てまだ2週間の中邨さんは、「今、何をやっていいか分かりません」と、頭をかきながら自己紹介した。田代さんは「祖父の国へ行って、習慣や文化などをまず覚えたい」と、たどたどしい日本語を使い笑顔で話した。
 この後会食に移り、2人の前途を祝福して、2度目の乾杯をした。
(新垣善太郎通信員)