思い出胸に帰国 ウチナーンチュ大会参加県系人


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世界のウチナーンチュ大会を終え、帰国する県系人。親族らと抱き合いながら再会を誓い合った=17日、那覇空港

 「チムグクル忘れない」「また帰っておいで」―。第5回世界のウチナーンチュ大会の閉幕から一夜明けた17日、那覇空港の出発ロビーは、大会に参加した県系人が親族や友人らに見送られながら続々と帰国の途に就いた。

県系人らは「ありがとう」と感謝しながら家族や友人と搭乗時間ぎりぎりまで別れを惜しんでいた。見送りに来た親族らは涙を流しながら、県系人らの姿が見えなくなるまで手を振り続けていた。
 米国に次いで参加者が多かったブラジルの県系人は、早朝から複数のグループに分かれて帰国した。同日正午前には約10人のブラジル県系人が親族ら約50人に見送られ、旅立った。
 大会初参加のブラジル県系1世、津嘉山敏夫さん(60)は「一生忘れられない思い出」と涙ぐんだ。
 団体での帰国は20日ごろまで続く。19、20の両日には米国・ハワイの県系人それぞれ約250人がチャーター便で帰国する。