「いっしょに読もう!新聞コンクール」 小禄南小に学校賞


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<朝の「NIEタイム」で力>「いっしょに読もう!新聞コンクール」で学校賞に選ばれた小禄南小の5年生ら=29日、那覇市立小禄南小学校

 日本新聞協会主催の第3回「いっしょに読もう!新聞コンクール」で、全国の団体応募291校の中から那覇市立小禄南小学校(山城銀子校長)が学校賞に輝いた。学校賞は全国から10校が選ばれた。昨年度創設された県内独自の表彰枠、県NIE推進協議会(山内彰会長)の会長賞、奨励賞には計6人が選ばれた。

 日本新聞協会の実践指定校(奨励枠)として、NIE(教育に新聞を)活動を進める同小は朝学習にNIEタイムを設け、児童が自分で新聞記事を選ぶスクラップなどに取り組んでいる。今回は家庭でも新聞について語る機会を多く持ってほしいと、夏休みの宿題として取り組み、5年生を中心に99点を応募した。
 我喜屋健教頭は「興味・関心のある記事を読み取り、感想を述べられる成長が評価されてうれしい」と喜んだ。
 NIE担当の子安緑教諭は「保護者や友人と記事について意見を話し合うことで、言語活動や思考力が深まった」と話した。
 水俣病の記事を選んで書いたハート恵理香さん(10)は「スポーツや学校で勉強する社会の記事をよく読む。将来は弁護士になりたいのでいろんな記事を読んでいきたい」と話した。