旧3月3日「浜下り」 百名小児童ら 健康願い潮干狩り


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旧暦3月3日の「浜下り」に合わせ、潮干狩りを楽しむ児童ら=12日、南城市玉城

 【南城】南城市立百名小学校(棚原久校長)の児童約40人は、旧暦3月3日の「浜下り」に当たる12日、同市にある百名ビーチ近くの海岸で潮干狩りを体験した。あいにくの曇り空だったが、児童らは干潮前の午後1時半すぎからスコップとバケツを手に、海に入った。

 浜下りは海水に手足を浸して身を清め、健康を願う行事とされる。沖縄の伝統を知ってもらおうと、棚原校長が企画した。児童らは「カニが捕れた」などと喜びの声を上げた。鈴木花さん(7)は「大きい貝殻がたくさん取れた。家に持って帰って、お母さんに見せたい」と笑顔で話した。