4・28式典に抗議広がる 県内外で集会、先島も大会へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
政府の「主権回復の日」式典の中止を求め、国際通りをデモ行進する参加者たち=17日、那覇市の国際通り

 那覇市の県庁前県民広場では17日夕、「政府主催4・28主権回復式典の中止を求める集会」(県統一連主催)が開かれ、約300人(主催者発表)が「政府は沖縄の屈辱の日を忘れるな」などと抗議の声を上げた。集会後、参加者らは国際通りをデモ行進した。

同日、東京都でも式典を批判する集会があり、沖縄をテーマにした著書がある高橋哲哉東大教授が講演し「式典は沖縄への差別であり、いじめに等しい」などと指摘した。
 宜野湾海浜公園屋外劇場で政府主催の式典と同日同時刻に開く「4・28『屈辱の日』沖縄大会」の準備も進んでいる。同大会の共同代表に、高良鉄美琉大教授ら4人が内定した。
 八重山地区では26日午後5時半、石垣市の新栄公園で政府の式典へ抗議する大会が開かれる予定。
 南風原町の南風原文化センターでは、25日から5月26日まで、企画展「検証4・28『屈辱の日』展」を開催する。28日は午前11時から「私と4・28」と題した座談会を行う。