与那国カジキ釣り大会 屋成さん2度目V、釣果176キロ


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<与那国カジキ釣り大会>フォークリフトに乗り、カジキの重量計を読む町職員=6日、与那国町の久部良漁港

 【与那国】第24回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(与那国町主催)が5~7日、与那国町久部良漁港で開催された。与那国沖の巨大カジキマグロを狙うトローリングの部には31チーム67人の選手が参加。176キロのクロカワカジキを釣り上げた屋成武雄さん(77)=大阪=が2度目の優勝を果たした。

磯釣りや家族釣りのほか舞台芸能も催され、日本最西端の島は盛り上がりを見せた。
 トローリングの部は6、7の両日、午前7時~午後5時までの間に釣り上げたカジキの重量を競った。2日間の釣果は合計6本とやや低調だったが、釣り上げられたカジキが漁港に到着するたび、歓声が上がった。
 初日に約1時間の格闘の末、176キロのカジキを釣り上げた屋成さんは「最高は340キロなのでまだこれから。もっと大物を狙う」と話していたが、結局、このカジキが今大会最高記録となった。
 6日夜は久部良漁港特設会場でちびっこカラオケのど自慢大会やハワイアンフラのステージを開催。7日夜はカジキの丸焼きが振る舞われ、町民や選手でにぎわった。
 競技の結果は次の通り。(敬称略)
 【トローリングの部】(1)屋成武雄(チームタケオ)176キロ(2)岩田孝行・林福蔵(タイコー)78キロ(3)平野博祥(フィッシングマイスター)54キロ【同大物賞】屋成武雄(チームタケオ)
 【磯釣りの部】(1)仲嶺正八(与那国)25キロ(2)阿久津慎吾(同)23キロ(3)島袋透(同)5・5キロ
 【親子釣りの部】(1)崎原ファミリー(2キロ)、金城ファミリー(2キロ)