21日にドイツであった空手の世界大会「プレミアリーグ」で男子個人形と同団体形で2冠を達成した喜友名諒(劉衛流空手・古武道龍鳳会指導員)が、団体形でチームを組んだ上村拓也(沖国大、劉衛流)、金城新(同)と共に24日、那覇空港に凱旋(がいせん)帰国した。
空港では家族や道場の後輩らが「念ずれば花開く」などと書かれた横断幕を掲げ3人の到着を待った。メダルを首に掛け、トロフィーを手にした3人が姿を現すと、拍手が起こった。
大会は年に6回、世界各地で開かれる。喜友名は個人で昨年9月のトルコ大会に続く優勝。団体もトルコ大会と同じメンバーで“2連覇”し、空手発祥の地・沖縄の誇りを見せた。
那覇空港で喜友名は「自分たちの演武にずっと歓声が鳴りやまなかった。この気持ちをまた来年ドイツ(の世界選手権)で味わえるよう稽古を続ける」と新たな抱負を語った。上村は「自分に妥協したら負けだという気持ちで稽古をしてきた。どのチームより自分たちがうまいという自信があった」と振り返り、金城も「世界でも上位の国が参加する中で優勝できたことは自信につながった」と報告した。