祝・ゾウの琉花妊娠 県内初、来年3月出産予定


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妊娠が発表されたアジアゾウの琉花ちゃん=10日、沖縄市の沖縄こどもの国

 【沖縄】沖縄市の沖縄こどもの国は10日、園内で記者会見を開き、アジアゾウの琉花(りゅうか)ちゃん=13歳=が妊娠したことを発表した。ゾウの妊娠は県内で初めて。

来年3月ごろ出産する予定だ。ゾウの出産は戦後、国内で10頭しか例がなく、園関係者は県内初の出産に期待を募らせている。
 お相手は、2007年12月にインドから一緒に入園した琉人(りゅうと)君=11歳。2頭は人間でいうと20歳前後で、琉花ちゃんは2歳年上の「姉さん女房」になる。2頭の交尾が初めて確認されたのは昨年5月17日。それから4日間で7度交尾した。ことし2月のエコー検査で胎児の姿を確認した。性別は不明。体重約4キロで、猫ぐらいの大きさだという。
 理事長を務める東門美津子沖縄市長は「琉人と琉花はとても仲がいい。赤ちゃんの誕生が期待できる」と喜んだ。琉花ちゃんの一般公開や平日夕の園内散歩、土・日曜の触れ合いコーナーは継続して実施する。
英文へ→Elephant becomes pregnant for the first time in Okinawa