日本一早く、新茶収穫 国頭村奥


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日本一早い新茶を収穫する農家=25日、国頭村奥

 【国頭】国頭村奥では、日本一早い新茶の収穫が始まっている。高台に広がる茶畑では、新芽が黄緑色に輝き、やんばるの春の訪れを告げている。

 25日には、管野美千代さん(53)の畑で県産茶葉のブランド「ゆたかみどり」の収穫が行われた。2人で1機の刈り取り機を持ち、一列ずつ摘んでいく作業が見られた。
 奥茶業組合長の新城正彦さん(51)によると、一昨年の台風による塩害が影響し、収穫量は昨年と同様に少ないという。茶葉はその日のうちに区内の製茶工場で製品化される。新城さんは「新茶は香りも色もいい。奥に来ていっぱい飲んでほしい」と呼び掛けた。
 奥共同売店では、先に収穫が始まった茶葉品種「印雑」の新茶が購入できる。問い合わせは同店(電話)0980(41)8101。