【本部】県栽培漁業センターは14日、本部町の浜崎漁港人工リーフにある「ヒメジャコのお花畑」にヒメジャコの稚貝を定着させた基盤を追加設置した。設置は昨年に続き2度目。昨年設置した約1センチのヒメジャコは2倍に成長していることも確認された。
ヒメジャコは成長が遅く、収穫まで5年以上かかることを逆手にとり、きれいな模様を見てもらおうと「ヒメジャコのお花畑」として昨年、人工リーフに設置された。
民泊受入本部町推進協力会が環境教育の一環で基盤を準備した。「お花畑」の観察会なども計画しているという。
ことしはセンターの職員や協力会の会員、漁協関係者ら約20人が基盤180枚、稚貝4320個体を設置した。
昨年6月に設置された基盤60枚1440個体は約2倍に成長しており、半年後の生残率は98・1%だった。
同センターの中村勇次主任研究員は「順調に育っている。周辺のサンゴも豊かなので、一緒に観察できるのではないか」と語った。
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