横綱級スイカ 読谷・知花さん、大玉17.5キロ収穫


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
<巨大スイカ>横綱級の大きなスイカ(右)を収穫し「最高の出来」と喜ぶ知花邦夫さん=17日、読谷村波平

 【読谷】読谷村波平の知花邦夫さん(67)はこのほど、17・5キロの巨大なスイカを収穫した。スイカを育てて7年になる知花さんは「ことしの出来は最高だ。こんなに大きいのは初めて」と驚いた。

 品種はスーパーにも並ぶ「縞王」で、通常は大玉でも8キロ程度だ。知花さんがことし収穫したのは100個以上で、軒並み10キロを越えた。出荷はせず親族や近所に配っている。ゴーヤーやトマトなど多種の野菜を育てているが、「孫たちが一番喜ぶのがスイカなんです」と笑う。
 スイカ用の165平方メートルの畑を何度も耕し、4月20日に20株の苗を植えた。ことしは雨が多かったが、畑が傾斜地のため水はけが良く、排水用の溝を掘ったことも奏功した。
 三日月型に切った真っ赤なスイカを口いっぱいに頬張る孫たちを見ると幸せな気持ちになる。「健康な間はずっと続けたい。これはもう、ハルサー(農家)のロマンです」と笑った。