水道広域化で県と企業局、離島8村が覚書締結


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水道広域化に向け覚書を締結した関係者=6日午前、県庁

 県と県企業局、渡嘉敷、座間味、粟国、渡名喜、南大東、北大東、伊平屋、伊是名の離島8村は6日、水道広域化に向けた取り組みに関する覚書を締結した。同日午前、県庁で調印式があった。

 8村は現在、水道用水供給事業全てを村で実施しているため、高コストとなっている。広域化により、県企業局が運営する水道用水供給事業に一部運用が移譲され、本島よりもはるかに高い水道料金の引き下げにつながる見込みだ。
 広域化は2021年度までに完了する予定。施設改修などが終了した自治体から供給を開始し、早い自治体は17年度から供給が開始される見通し。
 宮城光正北大東村長は「広域化は離島にとって長年の夢。一日も早い広域化に取り組んでいきたい」と話した。