辺土名漁港で27日、県内でことし初のクロマグロが水揚げされた。願ってもない“初物”に、港は歓喜に包まれた。
24日、漁師の町田剛さん(38)は伊平屋沖へと出航。25日未明、およそ1時間の格闘の末に全長2メートル30センチ、重さ約220キロの大物を釣り上げた。町田さんは「運が良かった。本当にうれしい」とにっこり。
クロマグロは別名「黒いダイヤ」と言われ希少価値が高く、3月ごろ最盛期を迎えるため、この時期は漁獲量が少ない。卸業者の眞境名勉さん(49)は「まるまると太っていて高値が期待できる」と語る。
マグロは東京・築地で競りに出される予定だ。町田さんは「たくさんの人においしいマグロを食べてもらいたい」と話した。
英文へ→A 220-kilo Bluefin tuna, the first of the year, thrills Hentona fishing port