スローロリスが誕生 こどもの国 双子すくすく


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
<双子すくすく>母親の胸に抱きつくスローロリスの赤ちゃん=3月27日、沖縄こどもの国

 【沖縄】沖縄市の沖縄こどもの国で飼育されているサルの仲間・スローロリスの双子の赤ちゃんが3月3日、誕生した。同園は今後、名前を一般公募して決める。

 絶滅が危惧されワシントン条約で取引が規制されるスローロリスは、東南アジアの熱帯雨林に生息し、成体は体長約30センチほどになる。ゆっくりとした動きやクリクリとした目、ずんぐりした体形が特徴だ。ひな祭りの日に生まれた赤ちゃんの体重は約30グラムだった。
 27日の定例記者懇談会で披露された赤ちゃんは、母・ハートの胸に抱きつき、乳を飲んで昼寝する愛らしい姿が見られた。
 飼育員の中村智映さん(34)は「夜行性で昼間は寝ているが、運が良ければ母親に抱きつく赤ちゃんの顔が見られるかも」と来園を呼び掛けた。