白と黒美しく 本部でカササギ、県内2例目確認


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県内で2例目に確認されたカササギ=7日、本部町の海洋博公園(真壁正江さん提供)

 【本部】本部町の海洋博記念公園に、県内ではほとんど見られない珍鳥カササギがひょっこり現れ、愛好家らの関心を集めている。沖縄野鳥の会の山城正邦会長によると、昨年11月に本島南部で初確認されており、今回で2例目。

同一個体の可能性もあるという。
 カササギはスズメ目カラス科でカラスの仲間。雑食性。腹と風切り羽の一部が白く、飛び立つと白と黒の美しいコントラストを見せる。ヨーロッパから東南アジアに広く生息する留鳥で、国内では佐賀県や北海道などに局地的に生息する。豊臣秀吉が朝鮮に出兵した際に持ち帰ったといわれている。
 同公園でマナティの飼育を担当する真壁正江さん(46)が7日午前9時にイルカプール付近の芝生で1羽を発見した。最近、野鳥観察に凝り始めたこともあり、すかさず撮影した。「興味を持ち始めたから見つけられた。公園に来てもらえれば見ることができるかもしません」と来園も呼び掛けた。