【アルゼンチン】折り紙教室に多くの生徒/講師は比嘉さん姉妹


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折り紙教室に通う生徒たち。立っているのは講師の比嘉久美さん

 在亜沖縄県人連合会(屋宜宣太郎会長)では今、文化活動が盛んだ。とりわけ折り紙教室は生徒がいっぱいで、にぎやかである。
 折り紙教室は、3組に分かれ、火曜日は主に1世が中心、木曜日は2回に分けてアルゼンチン人や日系2世を交ぜて開いている。

 講師は中城村出身の比嘉久美さん、明美さん姉妹で、木曜日は久美さんが専任で教えている。
 先日、火曜日の教室をのぞいてみた。そこでは高齢の女性たちが一生懸命に紙を折っていた。久美さんによると、最高齢は90歳になる。久美さんは「皆、とても満足そうに習っている」と話した。
 最近は日本の折り紙も技術的に変化し、昔は折り紙といえば「つる」といった簡単なものだったが、最近は手の込んだものになっているという。久美さんは「教えるのに、自分も一生懸命勉強しなければならない」と気を引き締めていた。
 (新垣善太郎通信員)