【アルゼンチン】260人あでやかに日舞発表会 日系団体連合会


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12団体が参加して多彩な踊りを披露したアルゼンチン日系団体日本舞踊発表会=県人会館

 アルゼンチン日系団体連合会主催の第4回日本舞踊発表会が5日、在亜沖縄県人連合会館で催された。会場は観客であふれ、盛り上がりを見せた。
 国際協力機構(JICA)がボランティアとして在ア日系団体連合会に派遣している、日本舞踊の師匠が教えている生徒たちの発表会だ。派遣は、今から4年前に始まり、講師の任期は2年となっている。

 この発表会は首都圏だけでなく、アルゼンチン国内で日系団体のある所はすべて網羅している。今回は、首都ブエノスアイレスから700キロも離れているコルドバ(コルドバ日本人会)からの参加もあり、全部で12団体が出演した。260人余りが舞台に立ち、45演目を披露、色とりどりの衣装と多彩な踊りで観客を楽しませた。
 日本舞踊といっても、踊り手はやはり沖縄系が多い。これは日系社会の70%以上が沖縄系だからだろう。師匠は長崎市出身の福島百合子さんで、6月末に任期終了で帰国することになっている。
 踊りを見ていると、こんなにたくさんの踊りがあるのかとびっくりするくらいだ。それよりも、1人でこれほど教える師匠の苦労が分かるような気がする。
 (新垣善太郎通信員)