浅い水域にいるガーラ


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28キロと17・5キロ、カップルのガーラを釣った仲地さん

 釣り上げられたグルクンをよくよく観察すると人間と同じように美人もいればデブもいる。6月はベストシーズンを迎える60キロ以上にもなる巨大魚アーラミーバイ、7月も引き続いてよく釣れるが、7月に釣れたミーバイの体重が平均30%もダウンすることに気がついた。ミーバイは6月に産卵するようだ。
 釣り魚として人気が高いガーラには周年釣れるカスミアジ、オニヒラアジなど70センチ前後の中型と、魚の中で最も暑さに強いといわれる大型ガーラ(ロウニンアジ)がいる。大型ガーラは夏になると背ビレを見せて水深1~2メートル前後の河口付近に接近する。
 ガーラはカップルで行動するといわれ連続してオス・メス2匹釣れることが多く、姿が見えなくなった仲間を探して浅い水域を必死に回遊するガーラの姿を目撃する事が多いアングラーは、ガーラは情の深い魚だと目を潤ませる人も多い。

(秘)ガーラ穴場、道端のこんな浅い所でガーラが釣れる!
 うるま市旧与那城町役場前の海岸を屋慶名港に向かって約500メートル、小川が流れ込む所、大潮、中潮の上げ潮時狙い。

 『自慢の釣果』
 ○28キロと17・5キロのロウニンアジ。北部の離島での釣果。釣り人仲地宗善さん、6月5日(シーランド南風原)。
 ○胡麻会高江洲洋一さん47・5センチ、2・74キロのカーエー。釣り場は6~7年通っている相性が良い本部マックスバリュのポイント、浅場なので満潮前後2時間がチャンス。6月10日午前1時ごろ、道糸8号、ハリス7号、エサネリエ。次の大潮がピーク?(ステップ名護)。
 ○65・1センチ大型チヌマン。南釣友会の大城道幸さんがフカセ釣りで6月12日、慶良間磯釣りでの釣果。1本はアーラ狙いで大物打ち込み、横でハリス8号でフカセ釣り。ほかにイラブチャー、オジサンなどが釣れた。そろそろカツオの回遊も期待(シーランド南風原)。
 ○年間1位?78センチのコチを釣った大城さん。6月5日熱田浜港でサビキ仕掛けで釣れたコチ、生きた小魚や活エビが主食だが、よほど腹がすいていたのかな?それにしても立派です(歴代記録は82センチ。熱田つりぐ)。
 ○古宇利島でタマンやクチナジ。6月9日午前2時半ごろ、宮里病院勤務の親川務さん、白イカのエサの打ち込み釣りで58センチをゲット(マンモス名護)。
 ○瀬長島で63・3センチのタマンを釣った島袋剛さん。6月4日、午前5時40分、サオオリジナルGTR、リールパワーサーフ、道糸10号、ハリスシーガー14号、エサイカ(サンノリー)。
 ○これも瀬長島、大城辰也さん。63センチと58・5センチのタマン、6月8日午前4時半ごろ、カニのエサでの釣果(マンモス小禄)。
 フィッシング沖縄社・城一人 098(933)2073
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