県出身でロサンゼルス在住のピアニスト・RIKOさんのピアノ・コンサートが12日、パリ4区のサン・メリー教会で行われた。教会が土、日に開いているコンサートシリーズの一環でRIKOさんは毎年名前を連ねている。
RIKOさんは、浦添高校を卒業後、米国のボルティモアに留学。その後、1992年からは5年間、パリに住んでいた。
この日はショパンの作品3曲をメーンに、ヒンデミット、モーツァルトを演奏した。
RIKOさんは「ショパンは、久しぶりに取り上げた。誰が弾いても、曲想、解釈が異なり、非常に難しい。楽譜を尊重した」と語った。偶然にもパリでの滞在先の近くに、ショパンの墓があり、詣でたともいう。
「耳の肥えたパリの観客には、音楽に通じているという自負がある」とRIKOさんは聴衆を分析。オペラ歌手のように表情豊かにピアノを披露したRIKOさん。終了後、多くの人から「とても素晴らしかった」と声を掛けられた。
(又吉喜美枝通信員)